足指ほぐしで足の末端冷え性を改善!血行を良くするストレッチ

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冷えによる弊害は、免疫力の低下や基礎代謝の低下、足が冷たくなって冬の夜はなかなか寝付けない、夏場のクーラーが辛い、など様々です。

手先・足先の冷えでお悩みの方は、女性に限らず男性にも多くいらっしゃいます。

そのため、インターネット上には多くの「冷え改善方法」が紹介されています。

数ある冷え改善方法は、大きく三つに分類することができます。

末端の冷えを改善する3つの方法

一つは「体を外から温める方法」です。

これが最も手軽で取り組みやすいと言えます。例えば温かいお風呂に入って温まるのもそうですし、厚手の靴下を履く、カイロや湯たんぽを使用する、なども当てはまります。

即効性があるのですぐに温まりたいときには有効です。しかし、体を外から温めてしまうと、体の自ら体温を上げる機能を妨げるという説もありますので注意が必要です。

二つ目は、「体を内側から温める方法」です。

温かいお茶やスープを飲んだり、生姜や根菜など体を温める作用があるとされる食材を積極的に摂ることがこれに該当します。

もちろん体を温める食材を摂れば体は温まりますが、例えばコーヒーはホットでも体を冷やす作用があったり、温かい飲み物でも砂糖がたくさん含まれていれば体質改善の妨げになる可能性があったりと、正しい知識を身に付ける必要もあります。

三つ目は、「体そのものを冷えにくい状態にする方法」です。

体が冷え知らずになれば、足先の冷えなど怖くなくなりますが、そこまでの根本的な解決はちょっと難しいように感じられますよね。

しかし、実際には足先の冷えの改善、それも外側や内側から温めるのではなく、足先そのものが冷えにくい状態になるよう改善するのは、それほど難しいことではありません。

ここでは、足先の冷えに着目し、血行を良くして冷えを改善する方法をお伝えします。

どなたでもすぐにできる方法ですので、足の指が冷たくて困っている・・という方は今すぐ実践してください。

なぜ足先が冷えるのか?

体を外側や内側から物理的に温めるのではなく、体そのものを冷えにくい状態にするためには、冷えの原因を知る必要があります。

そもそもなぜ冷えは起きるのでしょうか。

足先が冷たいのは、足の末端が代謝されていないことが原因です。つまり血行が良くないために熱が末端まで回り切れていないために冷たくなってしまっています。

それを解消するためには代謝を上げることが必須です。

代謝を上げるためには、筋肉をちゃんと動かして使うことが大事。

そうすれば、足先まで血が巡って熱が放散されて、代謝が始まって温まるようになります。

手先足先は、どうしても老廃物が溜まりやすい箇所です。

血行が良くなり代謝が高まれば老廃物が流れて温まるのですが、老廃物が溜まったままだとどうしても血行は改善されません。

カイロや湯たんぽ、厚い靴下で温めても老廃物が流れるわけではないので、根本的な解決にはならないということはご理解いただけると思います。

厚手の靴下の問題点

問題は厚手の靴下やスリッパです。保温効果があるので好んで使っている方も多いと思いますが、これらはその形状や滑りやすさから、どうしても足の指が反った状態(浮き指)になりがちです。

浮き指になると足の指や足の裏の筋肉が正常に作用しないため、ますます代謝が下がってしまいます。

保温性の高い靴下やスリッパ、カイロや湯たんぽで温めることはできても、自ら熱を発することができず、根本的な解決を遠ざけてしまうというリスクがあるということをご承知おきください。

足先の冷えを改善するストレッチ2種

ここまでお読みいただくと、「じゃあ足の裏や足の指の筋肉を動かせばいいのね?」ということがお分かりいただけたと思います。その通りです!

しかし、足の指を単に好きなように動かせばいいわけではありません。ご自身で動かせる範囲で動かすだけでは本来の足裏の機能の回復までには至らないからです。

足指と足の裏が、本来の機能を取り戻すように動かすストレッチをする必要があります。

では、足先の冷えを改善するストレッチをご紹介します。

【足指ブラブラ】

(右足をストレッチする場合)

①椅子または床に座って、足首や足指の力を抜いた状態にする。

②左手で右足の甲をつかむ。

③右手で親指をつまみ、アーチを描くイメージで足裏方向に引っ張りながら15~20回ほど揺らす。

④人差し指から小指まで同様に行う。

ポイントは、足の甲側に引っ張ると浮き指を悪化させてしまうので、あくまで下の方、床に接地する方に向けて引っ張りながら揺らすことです。

【足指スクワット】

足指ブラブラで足の指をほぐし、柔軟に使えるようにしたら、今度は足指スクワットで足の裏全体で踏ん張れるようにします。

①裸足で床に足をつき、足指を強く床に押し付ける(踏ん張る)。=第一段階

 このとき、足の指にしわが入るくらい力を入れてください。

②足の指と指の付け根を床に押し付けた状態で、踵を5センチほど上下に動かす。=第二段階

③足の指の腹を床に押し付けた状態で、指の付け根から浮かし、上下に動かす。=第三段階

足裏の状態によっては、第三段階や第二段階ができない人もいます。

第一段階から第二、第三と順番にやってみてください。各10回ずつを一日に2~3回行えるとベストです。

これで足裏の筋肉が引き締まります。

足指ブラブラも足指スクワットも、一度に長い時間行うのではなく、一日の中でこまめに何度か行うことが大切です。

これを一日トータル10分ほど継続して行えば、体は2~3週間で変化していきます。

足先の冷えが改善されるのも自覚できるはずですので、ぜひ実践してください。

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