骨盤矯正で痛みが取り切れない理由とは

骨盤矯正について

骨盤矯正したのに痛い・・?

骨盤矯正という言葉は多くの方が耳にしたことがあると思います。

骨盤を矯正することは、体の歪みを取り除く「基本のき」であり、施術家によっては「骨盤さえ矯正すれば大丈夫!」なんて言っていることもありますね。

しかし、実は当院には「他院で骨盤矯正を受けたけど、痛みがあまり改善されない」とご相談にいらっしゃる方が少なくないのです。

そのご相談とは、

「骨盤矯正を受けたときはスッキリして良くなった実感があるが、数日すると戻ってしまう」

「骨盤矯正をした後から矯正ベルトをしているが、施術後1~2週間で、明らかに骨盤の高さが左右ズレているのが分かる」

といった内容です。

骨盤矯正自体は決して悪くないのですが、なぜそれだけでは痛みが取れないのか。そして根本解決にならないのか。

この記事では、その理由を解説します。

骨盤がズレる原因は足裏の重心

骨盤や股関節のズレを施術で戻そうとすると、簡単に動かせるのですぐに戻ります。

つまり、ズレた骨盤を戻すのも簡単な分、矯正された骨盤がまたズレるのも簡単なのです。体の使い方の癖などですぐに戻ってしまいます。

ですので、そもそも「なぜ骨盤がズレてしまったのか」という点に着目して、原因を改善させなければなりません。

骨盤がズレる人は大抵、重心がズレています。

重心がズレているとはどういうことかというと、例えば片方の足に重心をかけて立つことが多かったり、足を組んだり、後ろ重心になっていたり、といった体の使い方の癖です。

人間ですので、どこかに癖があるのは当たり前です。

だから、重心のズレによって生じた骨盤の崩れを施術で戻しても、癖によってまた重心がずれ、骨盤がずれ・・ となってしまいます。

骨盤のズレを正すと同時に、重心のズレを正して、骨盤が崩れにくい体づくりをしましょう!

住宅で同じことが起きたら?

人間の体の中で、地面に接しているのは足の裏だけです。

その足の裏のどこかで重心を決めて立っているのですが、もし正しい重心の位置ではなかったとしても、骨盤などその他の部位でバランスを取ろうとします。

つまり、足裏の重心がズレていると、骨盤もそれを調整するために崩れて、体のバランスが崩れた状態で安定する、ということです。

これは足の裏以外でバランスが取れる人間の体だからできることであって、もし住宅だったらどうでしょう?

地面に接しているのは土台の部分です。その土台の重心がズレていたら・・

建物で調整することはできないので、歪んで倒れてしまいますよね。

人間の体だって、住宅のようにすぐに異変が起きることはなくても、歪んだ状態のままでいつまでもいれば、いずれは痛みや不調などの信号を発信します。

そうして起きるのが腰痛であったり膝痛であったり頭痛であったりするので、骨盤の崩れを治したところで、土台の部分、つまり足の裏の重心のズレを治さないと、不調が再発してしまうのです。

骨盤矯正の手術は大抵、患者さんを寝かせた状態で行います。寝かせた状態だと足の裏の重心を確認することはできません。

確かに骨盤矯正はスッキリして気持ちよいのですが、それだけをやっても根本解決にはまずならない、ということを覚えておいてくださいね。

どんな不調でも足裏に着目するのは重要

不調の種類は、人によって様々です。肩の痛みになって出る人もいれば、背中の痛みになる人もいて、頭痛や自律神経の乱れとなって現れる人もいます。

そのため、一見足の裏とは関係なさそうな症状であっても、足の裏の重心がズレていないかどうかを診ることは大変重要であり、足の裏の改善をすることは、様々な症状の改善につながります。

当院は、足裏ケアを専門に行っていますので、いくら骨盤矯正をしても不調が再発してしまうとお悩みの方は、ぜひご相談ください。

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