踵の乾燥・ヒビ割れに効果的な足指ほぐし

踵ひび割れ乾燥

カサカサ踵の原因、実は・・!?!?

踵(かかと)が白くひび割れている人、いますよね。

カサカサになって粉がふいているように見えるので、乾燥していると思ってクリームを塗って対策する人が多いようです。

また、軽石など「かかとツルツル!」とうたわれた商品で削る人もいるでしょう。

しかし、いくら削っても保湿しても、その時は良くなったように見えてもすぐにまたカサカサになりませんか?

またカサカサになってしまう理由は、そのカサカサが「乾燥」や「肌トラブル」によるものではないためです。

では、どうして踵はカサカサして白くなってしまうのでしょうか?

受験生だった頃、眠るのも忘れて一生懸命勉強した方ならわかると思いますが、ずっとペンを使って書き物をしていると「ペンだこ」ができます。

ペンだこは、指の一ヶ所にペンを強く押しあて続けることによってできます。

踵のカサカサは、実はペンだこと同じなのです。

踵に体重がかかる、つまり踵重心の状態でずっと立ったり歩いたりしていると、踵に過剰な負荷がかかって白くカサカサに、もっとひどいとガサガサのひび割れ状態になってしまうのです。

「秋から冬が特にカサカサするから、原因は乾燥じゃないの?」

というご質問をいただくことがありますが、それは上記のように、踵に負担がかかってかさつきやすい状態になっているところへ、空気が乾燥してさらに悪化してしまっているということです。

症状がひどくなるとひび割れから血が出ることもあり、痛みを伴うことも少なくありませんから、早めに対処しましょう。

2~3週間で改善する踵ケア法

この記事でお伝えするのは、踵のカサカサ・ガサガサに悩んで、しょっちゅうクリームを塗っているような人でも数週間で改善するケア方法です。

こちらは当院に通ってくださっていた患者さんの足裏ですが、カサカサの状態からツルツルになるまで2~3週間程度しかかかりませんでした。

あなたの足もすぐ改善できますので、ぜひ実践してみてください。

踵重心になっている人の足には、「浮き指」の症状が多く見られます。足の指が床から浮いてしまっている状態です。このために前方に重心をかけることができなくなっていますので、浮き指を治すことが、脱・踵重心の最重要ポイントとなります。

踵ケア法① 足指ほぐし

まず、足をリラックスさせます。指に力が入っていない状態にしてください。

右足をケアする場合

①左手で、右足の甲のあたりを持つ

②親指を、アーチを描くように下の方へ引っ張りながら10~20回ほど揺らす

③すべての指を同じように引っ張って揺らす

つまんだ指を揺らします

引っ張らずにただ上下に揺らすだけでは意味がありません。まず前方下部に向けて引っ張ってから、引っ張ったままの状態で揺らしてください。

これを繰り返すことで浮き指が改善される他、指の付け根がほぐされて、足全体が踏ん張りやすくなります。

踵ケア法② 足指ずらし

手の甲と同じように、足の甲にも指から伸びる骨があります。

その骨と骨の間をほぐすのが足指ずらしです。

右足をケアする場合

①両手で足の甲を抱えるように持つ

②左手で親指の骨、右手で人差し指の骨をつかむ

③それぞれの骨をずらすように動かす

④4か所の関節についてすべて同じように行う

画像は中指と薬指の間をほぐしています

踵ケア法③ 足指ストレッチ

①足の甲側から、足指の間に手の指を入れる(指の真ん中くらいまで)

②手をぎゅっと握るようにして、足の指を前方下部に向けて伸ばす

③空いている方の手で土踏まずをマッサージし、アーチの形になるよう促す

③左右の足それぞれ10秒ずつ行う

踵ケアのコツとポイント

まずは右足だけ、3種類すべてのケアをしてみてください。それから裸足で立ってみて、左右の足の指の床への着き具合の違いを確認してみましょう。

ケアした方の足がより床に着く感じがすれば、うまくケアできているということになります。

踵のガサガサとは全く関係のないことをしているように感じられるかもしれませんね。でも、実際にやってみるとわかるはずです。2~3週間続ければ踵が大きく変化します。

ポイントは「小分けに行うこと」です。一日のうち一度だけしっかりと時間を確保して、3種類のケアを入念に行うというやり方ではなく、合間合間に何度も行ってください。

足指ほぐしと足指ずらしは朝晩1回ずつ、足指ストレッチは空いた時間にこまめにやるのがオススメです。

先ほどの写真の方は、一日トータル20分ほどのケアを2~3週間続けてこのように変化しました。

踵のガサガサで悩んでいるあなたも、ぜひこの変化を体感してください。

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